TIME Best Inventions 2025に培養チキンが選出 竹内昌治教授の研究室による成果が世界で评価

10月9日に発表された米国のニュースマガジン「TIME」による「TIME Best Inventions 2025」に、竹内昌治教授の研究室による研究成果「培養チキン」が選出されました。
TIMEが毎年発表する「TIME Best Inventions」は、革新的な発明を世界中から選出する特集です。
今年は、私たちの生活を変える卓越した300の発明が选出され、选考は、独创性や実効性、壮大さ、社会的インパクトなどの复数の観点から行われています。
培养チキンは、未来の可能性を示すコンセプト発明やプロトタイプを集めた「贰虫辫别谤颈尘别苍迟补濒」のカテゴリーで绍介されました。
この研究成果は、高品质な培养肉の生产技术の発展に贡献するだけでなく、人工臓器の作製やバイオハイブリッドロボットへの応用も可能で、さらに创薬や再生医疗といった分野での新たな展开も期待されています。
【竹内昌治教授のコメント】
TIME Best Inventions 2025に選出され、思いがけない知らせに驚くとともに、大変光栄に思います。
私たちは、叁次元组织工学の技术を活用し、次世代の食肉である培养肉の开発に取り组んできました。今回の成果は、研究室の聂铭昊(ニエ?ミンハオ)先生による研究で、培养肉が厚くなると内部まで栄养が届かなくなるという课题を、透析などに用いられる中空糸をアレイ状に多数配置した培养リアクタの开発によって解决したものです。これにより、内部までしっかりと细胞が成长した厚みのある培养肉の実现に大きく近づきました。
今后も、こうした基础研究を重ねながら、安全でおいしい培养肉の実用化を目指して研究を进めてまいります。

研究成果の培养チキン