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地球と金星は异なるタイプの惑星か? 地球型惑星の2つの进化类型を解明

掲载日:2013年8月2日

地球や金星などの地球型惑星は、形成直后はほぼ全てが溶融しマグマの海(マグマ?オーシャン)に覆われていたと考えられている。従来は、惑星が固化するまでの时间は质量で决まり、今は全く异なる姿の地球と金星も、质量が同程度なので、似た初期进化をたどったとされてきた。

© Keiko Hamano, 初期に様々な水量をもった惑星が固化するまでの時間と最終的に残る水の量を惑星の軌道半径に対して描いた図
轨道が0.75础鲍付近を境に様相が大きく异なる(図中のMEOは现在の地球の海洋质量)

今回、東京大学大学院理学系研究科 地球惑星科学専攻の濱野特任研究員と阿部准教授、玄田特任助教(現:東京工業大学地球生命研究所 研究員)は、惑星が固化するまでの過程と、固化と並行して起こる大気の形成?進化を整合的に検討した。その結果、形成時に全く同じ質量?組成でも、ある軌道を境に、短い時間で固化して海を形成する惑星(タイプI)と、固化に非常に長い時間を要しその間に水を失い干からびる惑星(タイプII)との2つに分かれることを、世界で初めて明らかにした。つまり、進化過程は太陽からの距離に強く依存する。

本研究成果は、地球と金星がそれぞれタイプ滨、滨滨と异なるカテゴリーに属する可能性があることを示し、惑星の多様性の起源について全く新しい视点を提供している。またタイプ滨滨の惑星では形成时の水量に応じてマグマ?オーシャンの継続时间が长くなるので、宇宙には形成后ずっと溶けたままの惑星が普遍的に存在する可能性を示唆する。

论文情报

濱野景子, 阿部豊, 玄田英典
“Emergence of two types of terrestrial planet on solidification of magma ocean,”
Nature vol.497, 607-610, doi: 10.1038/nature12163.

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