温暖化が进むとアジアやアフリカの洪水リスクが増加 地球温暖化実験による世界の洪水リスクの见通し

东京大学大学院工学系研究科の平林由希子准教授と东京工业大学大学院理工学研究科の鼎信次郎教授の研究グループは、东京大学生产技术研究所、英国ブリストル大学の研究者らと共同で、11の最新気候モデル出力と最先端の河川?氾滥モデルを用いることによって、2100年までの世界の洪水リスクの変化を推计した。

© Hirabayashi Laboratory, 春雨直播app
温暖化が进行した场合の将来の洪水频度の変化。20世纪末に100年に1度の确率で生じる洪水が、21世纪末に何年に1度の频度で生じる可能性があるかを示す。11の気候モデルの中间値であり、単位は年。
地球温暖化の进展に伴う洪水リスクの増大は、アジア?アフリカの湿润地域において顕着であった。一方、ヨーロッパの多くの地域では洪水リスクは减少しそうである。利用した11の気候モデル间のばらつきが大きな地域もある。また、温室効果ガス排出削减目标の検讨の际に洪水リスクに関する情报を组み入れるための第一歩として、全球平均気温上昇と世界全体の洪水リスク増加との関係性の提示を试みた。その结果として、気温上昇に伴う洪水リスクの増加トレンドだけが悬案事项ということではなく、洪水リスクは年々の変动が大きく、増加トレンドが顕着になる前に适切な适応策を推进する必要があることも示唆された。
论文情报
Yukiko Hirabayashi, Roobavannan Mahendran, Sujan Koirala, Lisako Konoshima, Dai Yamazaki, Satoshi Watanabe, Hyungjun Kim, Shinjiro Kanae,
“Global flood risk under climate change”,
Nature Climate Change Online Edition: 2013/6/9, doi: 10.1038/nclimate1911.