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金属状态を示す纯有机単成分导体の発见  

掲载日:2013年2月22日

東京大学物性研究所の森 初果(もり はつみ)教授、磯野 貴之(いその たかゆき)特任研究員、上田 顕(うえだ あきら)助教、加茂 博道(かも ひろみち)元大学院生のグループは、世界最高の室温伝導度(19 Scm-1) を持ち、約1万気圧というこれまでで最低の圧力下で金属状態となる純有機単成分導体の開発に成功しました。

纯有机単成分导体の分子ユニット构造とその电気抵抗率
© Hatsumi MORI

森グループが開発した世界最高の室温伝導度(19 Scm-1)をもつ纯有机単成分导体は、水素结合で连结されて、电気的に中性な高対称性分子ユニットから构成される。そのユニットでは、电気を运ぶ担体となる电荷が広く非局在化し、さらに、ユニットが自己凝集して2次元伝导层を形成するため、约1万気圧というこれまでで最低の圧力下で金属状态となる。

この有機物質は、強い水素結合で結ばれた高い対称性の分子ユニットが、自己凝集して2次元伝導層を形成している新しいタイプの高伝導体であることを、高エネルギー加速器研究機構物質構造科学研究所の村上 洋一(むらかみ よういち)教授、熊井 玲児(くまい れいじ)教授のグループ、総合科学研究機構の中尾 朗子(なかお あきこ)副主任研究員との共同研究で解明しました。

有机物质は一般に可溶性であるため、今回开発された纯有机単成分导体は、印刷によって电子デバイスを作るプリンテッドエレクトロニクスへの応用が考えられます。これにより、単成分低抵抗配线のような次世代の有机エレクトロニクス材料として用いられることが期待されます。

この研究成果は、Nature Communications(1月8日付け:日本時間1月9日)に掲載されました。

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