春雨直播app

ARTICLES

English

印刷

単纯で安価な鉄错体を触媒に用いた常温常圧の窒素ガスの还元に成功! 次世代型窒素固定法の开発へ前进する研究成果

掲载日:2012年12月26日

西林仁昭准教授らの研究グループ(东京大学大学院工学系研究科附属総合研究机构)と吉泽一成教授らの研究グループ(九州大学先导物质化学研究所)は、単纯で安価な鉄错体を触媒に用いて常温常圧の极めて温和な反応条件下で窒素ガスを还元することに成功し、アンモニア等価体であるシリルアミンを触媒的に合成する方法の开発に成功しました。工业化100年を迎えたハーバー?ボッシュ法に代わる省エネルギー型の次世代型窒素固定法の开発に向けて前进する注目すべき研究成果です。

還元剤としてNa(ナトリウム)、求電子試薬としてMe3SiCl(塩化トリメチルシラン)を用いて、常温常圧の窒素ガス雰囲気下で室温で20時間反応させるとシリルアミンが生成する。鉄触媒当たり最高34当量のアミンが生成する。生成したアミンは水と接触させることにより定量的にアンモニアへと変換できる。c Yoshiaki Nishibayashi

アンモニアは生命维持活动を行う生物にとって必要不可欠な化合物ですが、现在は地球上全体の数%以上のエネルギーを使用するエネルギー多消费型プロセスであるハーバー?ボッシュ法により工业的に合成されています。本法はこの现法のハーバー?ボッシュ法に代わり得る次世代型窒素固定法开発に前进する重要な研究成果であり、本法を応用することで环境に优しい新しいプロセスの开発と大幅なコストダウンの达成が期待できます。

论文情报

Masahiro Yuki, Hiromasa Tanaka, Kouitsu Sasaki, Yoshihiro Miyake, Kazunari Yoshizawa, Yoshiaki Nishibayashi,
“Iron-Catalyzed Transformation of Molecular Dinitrogen into Silylamine under Ambient Conditions”,
Nature Communications Online Edition: 2012/12/5 (Japan time), doi: 10.1038/ncomms2264.

リンク

アクセス?キャンパスマップ
闭じる
柏キャンパス
闭じる
本郷キャンパス
闭じる
驹场キャンパス
闭じる