カスパーゼ活性生体イメージングによる哺乳类神経管闭锁における细胞死の生理的意义の解明

生体内の様々な场面において、细胞が自発的に死んでゆく様子が认められています。特に个体発生期での细胞死は、どの领域の细胞がいつ死ぬかがある程度决められていることから、「プログラム细胞死」と呼ばれ、その厳密な制御が正常な个体発生において重要であると考えられてきました。
东京大学薬学系研究科の叁浦正幸教授、山口良文助教らは、细胞が自発的に死んでゆく様子を、细胞死シグナルの动きとともに生きた哺乳类の胚において捉えることに世界で初めて成功しました。さらに、限られた时间内に胚の形成が円滑に完结するために、细胞の死が役立っていることを明らかにしました。
この研究により、未だ不明な点が多く残されている胚発生における细胞の死が持つ意义が明らかになったとともに、ヒトでも见られる外脳症や二分脊椎といった神経管闭锁异常による疾患の発症メカニズムの一端に迫ることができました。
掲载论文情报
Yamaguchi, Y., Shinotsuka, N., Nonomura, K., Takemoto, K., Kuida, K., Yoshida, H., and Miura, M.,
“Live imaging of apoptosis in a novel transgenic mouse highlights its role in neural tube closure”,
J. Cell Biol. 195, 1047-1060, 2011. doi: 10.1083/jcb.201104057