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低カドミウム米の作出に成功  

掲载日:2011年12月20日

カドミウムは、イタイイタイ病の原因物质であり、人体に有害な重金属の1つです。日本人のカドミウム摂取量は世界の中でも高く、摂取量の约半分がコメに含まれるカドミウムに由来します。カドミウムを多く含むコメを摂取し続けることは、人体に长期的な悪影响を与えると悬念されることから、コメのカドミウム含有量を低下させることは重要です。

东京大学大学院农学生命科学研究科の藤原彻教授らは、カドミウムの少ないコメを生产できるイネの品种の开発へ向けて、イネがカドミウムを种子(コメ)へ输送する仕组みを分子レベルで理解するための研究を进めてきました。本研究では、翱蝉尝颁罢1という阳イオンのトランスポーターが种子へのカドミウム输送に重要な役割を果たしていることを明らかにし、遗伝子の発现を抑制することで、玄米に含まれるカドミウムを约半分に低下させることに成功しました。OsLCT1遗伝子の発现抑制により、イネの生长や収量に负の影响を及ぼさずに、玄米のカドミウム浓度を低下させることに成功しました。今后、本遗伝子に変异を持つ系统を育成することで低カドミウム米品种を确立?実用化できる可能性があり、有望な遗伝子であると考えられます。

论文情报

Shimpei Uraguchi, Takehiro Kamiya, Takuya Sakamoto, Koji Kasai, Yutaka Sato, Yoshiaki Nagamura, Akiko Yoshida, Junko Kyozuka, Satoru Ishikawa, and Toru Fujiwara,
“Low-affinity cation transporter (OsLCT1) regulates cadmium transport into rice grains”,
Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America オンライン版2011年12月13日(日本时间)

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